どうも、かいせんどんです。
2020.4月に第一希望のIT企業様よりシステムエンジニアとして内定を頂き、これを受諾しました。
【内定決まりました!】
やっと報告です!
第一志望から内定を頂きました!独学で1年ちょっと、就活期間は1ヶ月半でした。
Wantedlyなど色々使ったけど最終的にpaizaを使って選考を進めました😊
性格とキャリアビジョンがマッチしていたとのこと。筋トレも効いたぞ💪
ありがとうございました!
— かいせんどん@Python×筋トレ×ブログ (@kaisendon_1206) May 1, 2020
プログラミングを独学で1年間、就活期間は1ヶ月半でした。最後はpaizaを利用して内定を頂きました。
本記事は大学3年生からプログラミングを始めた完全未経験者だった僕が1年1ヵ月で内定を獲得するまでにやってきたことを紹介します。
早めの内定が欲しい方・paizaで就活してみたい方・IT企業に就職したい方は参考にしてみてください。
かいせんどんってどんな人?
本題に入る前にざっと自己紹介をば。内定までのロードマップを組む際の参考にしてください。
- 私立大学4年生
- 3年生の春まではかなり自堕落。バイトもせずゲーム三昧。春で↓の趣味に出会ってからスキルアップの楽しさを知る
- 趣味: 筋トレ、読書、プログラミング、ゲーム(総じてLv.UPが好き)
- 性格: 穏やか。気は遣う方だが言いたいことはハッキリ言う(筋トレ始めてからは自信がついて言えるようになった)
1年前までは平々凡々な大学生3年生でしたが、4年生になるまでの1年間はしっかり努力して一般大学生の域は抜け出せたかと思います。
僕について詳しくはこちらで書いています。次は就活の軸について。
まずは就活の「軸」を決めよう
僕が就活を始めるにあたって決めていた「軸」というものがあります。
自分だけの軸を定めることで、終始ブレず迷わず就活を進められるのでまずはこの軸を決めてしまいましょう。
実際に僕が面接を受けた企業からも「あなたの就活の軸は何ですか?」と聞かれました。質問対策にもなるので、軸を決めておいて損はしないかと思います。
軸の決め方は何でも構いません。何が大事かはその人次第なので。
単純に「高収入がいい」「スキルアップが見込める」等でいいんです。
軸を決める目的は「ブレないこと」。
例えば、狙っていた企業より高収入の企業を見つけたとします。この時あなたの軸が「高収入がいい」であれば間違いなくそちらの企業に受かるための対策をすべきです。
反対に、あなたの軸が「スキルアップが見込める」でその高収入の企業の方針が「はじめはとにかく下っ端・雑用、年功序列」であったならばもちろん速攻でさよならしましょう。
このように無数にある企業から目的の企業を探すため、そして迷わないために軸を定めるのです。
参考までに僕の就活の軸を紹介します。
かいせんどんの就活の軸(参考まで)
就活の軸3つ
・ワクワクできる
・Lv.UPができる
・仕事を楽しむ
割と普通の大学生にありがちなんですが、「とりあえず大手がいい」という考え方をしている人があまりにも多かった。僕はそれが嫌でした。
「とりあえず大手がいい」という考え方を否定するわけではありません。僕に合わなかったというだけ。
僕個人の考え方ですが、「大手が大量にとる人材」というのはなんとなく「替えが利く人材」「誰にでもできる仕事」のように感じられて、それはLv.UP好き・ワクワク好きの僕にとっては合わないなと思ったわけです。
なので僕は自分にしか出来なくて、自己成長が見込めて、さらに楽しめる仕事がしたくこれを軸に定めました。
(※ここで言うワクワク・仕事を楽しむというのは僕がプログラミングにハマっていて何を学ぶにも楽しく、これを仕事にしてみたいと思う気持ちから来ています。これは人によるので参考までに。)

注意:軸を決めるときには自己分析を徹底して「自分は何が好きなのか」「何をしたいのか」を明確にしかないとろくに決まりません。下に書いた徹底した自己分析を見てから軸を決め始めることをおすすめします。
利用したサービス
おそらく珍しい方なのかもしれないけど、僕はマイナビ・リクナビ等いわゆる大手の就活サイト・サービスは使いませんでした。
僕が今回利用したのは「スキルベースの就活サイト」「逆求人型就活サイト」の2つ。
これは先述の就活の軸をもとに決めました。人によってはマイナビ等の他サービスが合う人もいるので自分に合ったサービスを探してみてください。
⑴スキルベースの就活サイト
プログラミングは全くの未経験から始めた僕ですが、どうせならスキルを見てくれる企業さんと出会いたかった。
なのでスキルベースの就活サイトは即決で登録しました。以下2つは特に利用したものなので紹介します。
①paiza(パイザ)
僕は7割がたこちらを使って就活を進めました。
paizaはITエンジニア・プログラマ専門の総合求職・学習サイトです。paiza新卒・paiza転職・paizaラーニング等のサービスがあり、paiza新卒は「自分の書いたプログラミングのコードで就活ができる」サイトです。
paizaラーニングは動画でプログラミングを学べるサービスで、これも併用しました。
特徴はなんといっても自分の書いたコードがそのままエントリーシート兼応募チケットになる所。
paizaは「スキルチェック」でS~Dまでの問題を解き、その成果に応じてS~Dまでのランクが与えられます。企業はランク制限を設けており、ランク制限を満たしていれば書類審査をパスしてそのまま面接へ進めるという独自の就活ステップを踏めます。

コードを書けばスカウトも届き、実力が評価される就活なので「書類だけじゃなく実力で自分を認めてほしい!」といった方や、数学やパズルなどの問題を解いたり順序だてて物事を進めるのが好きな方には向いています。
プロフィールを書いておくと企業が自分との実力・経歴・ビジョン等を参考にしやすくスカウトも来やすくなるので充実させておくことをおすすめします。

ただ、S~Aランクを取るとランクだけを見てスカウトする企業もいるみたいなので、そこは注意が必要です。
備考:
Bランク以上だと就活支援金も出るし、頻繁にAmazonギフト券プレゼントキャンペーンも開催しています(結構な確率で当たります)。
僕はプラス内定祝いとして5000円頂きました。ありがたい。。トータル10000円くらいもろてる。おすすめ。
なんとpaizaより内定祝い金が!!!!
ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギフト券プレゼントキャンペーン合わせるともう10000円は貰ってる...いいんすか!
勉強してお金もらえて...最高やな!#paiza pic.twitter.com/5HAfQf5tti
— かいせんどん@Python×筋トレ×ブログ (@kaisendon_1206) May 15, 2020
②Wantedly(ウォンテッドリー)
Wantedlyは220万人が利用する国内最大のビジネスSNSです。
【「はたらく」を面白くするビジネスSNS 】というキャッチコピーがあります。就活サイトには珍しいSNS型のサービスとなっていますね。
こちらにもお世話になりました。
一般的な就活サイトと違って、学生・企業ともに向上心のある人・やりがいをもって仕事をしたい人が積極的に集まって利用しています。
なので一言でいうと意識高い系が集まるSNSといった感じになります。
TOPページはこんな感じ。トップは企業がスライド表示され、以下はまるでTwitterのタイムラインのようになっています。
どちらかというとインスタグラムの方が近い?
「プログラミング言語」「なりたい職(サーバーサイドエンジニア等)」等で細かいキーワード検索が可能です。
3企業ほど応募して、2企業のご返事を頂きました。実際面接に進んだのは1社のみでした。
SNSという形なので、積極的に自分からアピールしに行くことも出来れば企業からメッセージ(スカウト)が来ることもあるらしいです。スカウトを10倍にするWantedly premiumというサービスもあります。
そもそも企業に興味を持ってもらって返事を頂けるかは自分次第。
さすがビジネスSNS。つよつよな人達ばかりで僕みたいにろくにインターン歴も開発歴もない人はまずスカウトなんて来ません。(Wantedly premiumに加入していたら違ったかも)
なので自分から「まず話を聞きたい」を先方に送って、プロフィールを見てもらうことから始めましょう。
その際はプロフィールをしっかり書き込むこと。万人に受けそうな内容ではなく応募するタイミングでその企業に合った内容で埋めておくことをおすすめします。(返答率が違いました)
⑵逆求人型就活サイト
逆求人型の就活サイトも大事です。「学生が企業を選ぶ」という一般の就職サイトとは異なり、就職活動のプロが自分にあった企業を見つけだしてくれる新しい就職支援サイトです。
自分を見てくれて興味を持ってくれた企業から連絡がもらえるから、企業と就活生との間でキャリアビジョンのすれ違いが少なくなります。
また、いちいち何十社も調べなくても良いというメリットがあります。その時間を自己投資に使える。
もちろん、プロフィールを充実させてまず企業から見てもらえるように気をつけるということは言わずもがなです。特に利用した3つを紹介します。
③キャリアセレクト
キャリアセレクトは新卒エンジニア向けの就活サイトです。
ポイントはやはりエンジニア・クリエイターに特化している就活サービスを提供している点。さらにキャリアアドバイザーが1人1人についてくれて、面談やフォローが充実しています。
1人で、しかも未経験の僕がいきなりエンジニア就職を目指す。となれば就活の仕方から勉強の方針まで何も分かりませんでした。
アドバイザーさんにその辺りを相談出来てよかったです。
同じような境遇の方、またエンジニア特化なので余計な企業を調べずにエンジニアメインの企業を探したい!といった方におすすめです。
④オファーボックス
オファーボックスもプロフィールを登録するだけで企業から選考やインターンのオファーが届く就活サイト。
総利用者は約160000人、企業側も大手・優良企業含め6430社以上が登録されていて、現在逆求人型就活大手のサイトと言えます。
ポイントはそのオファー受信率。
プロフィールを80%埋めている登録者の内93.6%がオファーを貰っています。
こちらは③キャリアセレクトと違って様々な業界からオファーが届きます。なのでエンジニアメインというよりかは自分の可能性を調べる・広げられる就活スタイルです。
インターンや実際説明会を聞きに行って自分のやりたい事が変わる事なんてザラです。まずは登録してみてもいいかもしれません。
ただ、そのオファー率からか自分がまったく興味のない所からもオファーが届いたり、結構な頻度で企業紹介メールが届きます。この点は人によって好みが分かれるかもしれません。
それと自己分析ツールの出来はありきたりな結果しか出ず、イマイチでした。自己分析のやり方は後述します。自己分析だけは徹底的にやった方が良い。
⑤dodaキャンパス(デューダキャンパス)
dodaキャンパスはベネッセが運営する逆求人・オファー型の就活サイトです。一時期は厚切りジェイソンのCMで話題になりましたね。
主導するのはベネッセアイキャリアという会社ですが、これは「はたらいて、笑おう」のCMで有名なパーソルキャリアとの合弁会社です。
人材大手のパーソルと教育のベネッセが絡んでいるので、全体のサービスこそまだ大手に劣りますが登録企業の質はなかなかなものだと思います。
ポイントはこちらもオファー率。キャリアノート(プロフィール)をしっかり書いておくことが条件ですが、オファー率は驚異の93%を誇ります。
また、ベネッセ×パーソルのネームバリューで企業の登録数も多く、通常の就活では会うことのできない企業と会うこともできます。
また余談ですが、大学1,2年生から始める就活やインターンとしての活動支援のサービスも提供しています。早めの準備をdodaキャンパスではじめても良いかもしれません。

1年間でやってきたこと
ここからは僕が実際に1年間でやってきたことについて書きます。誰かの参考になれば幸いです。(ブックマークしてくれるともっと嬉しいよ)(記事のシェアをしてくれるとなお嬉しいよ!)(Twitterが嬉しいよ!)
と、その前に1つ注意。
注意
僕はpaizaでの就活がメインだったので、とにかく問題を解いて論理的思考力を上げる!ランクを上げて楽する!等の「ランクアップ→高ランク企業への申し込み」を目的とした勉強プロセスを組みました。
利用する就活サービスによってはコミュニケーション能力やインターン歴、面接での対応力が重視されたりするのでpaiza就活をメインにする方以外はこれをマネするのはおすすめしかねます。
①progate(プロゲート):プログラミング学習超入門
progateは初心者向けのプログラミング学習サイトです。HTML,CSSをはじめフロントエンド~バックエンドまで幅広い言語を扱っています。
取っつきやすいデザイン、イラスト中心のスライド、視覚的に成長が見えてやる気が続くLv.UPシステム、なによりにんじゃわんこがかわいいなど…
未経験者がプログラミングを始めるのに最も適した学習サイトだと僕は自負しております。(初めて触ったのがprogateのPythonレッスンだった)
僕は未経験の「そもそもプログラミングとは?」状態から本格的なPython学習までお世話になりました。
具体的には課金して(レッスン半分近くが無料で受けられますが、後半は月額約1000円で受講可能)Pythonレッスンを最終講まで、期間は2019.3~4月末までの2ヵ月でした。
ボリュームはそこまで多くなかったのですが、なにせ未経験だったもので「分からない所を調べるクセ」や「思考法」など、別のところで悩みながら進めた結果2ヵ月でした。
大学3年生の専門性が高くなった課題(量が多いんです)もあったので…1ヵ月でも十分終わる内容だと思います(もちろん言語にもよります!)
初心者はまずprogateでプログラミングとは何なのか、どういうことが出来るのかを触って実際に体感してみることをおすすめします。
②PyQ(パイキュー), paizaラーニング等:プログラミング学習習熟
エンジニア就職を目指すならプログラミングスキルは必須だな、と思いました。
そこで次はプログラミングの知識をより深い所まで入れつつ、コーディングの力を上げるために「progateをとりあえず終わったレベルでも出来る初~中級者用の学習サービス」を探したところ、以下のサービスにたどり着きました。
- PyQ(パイキュー):Pythonでプログラミング初心者~実務レベルまで「本気で」学べるサービス
- AI Academy(エーアイアカデミー):Python・
機械学習・AIを目的別で実践的に学べるプログラミング学習サービス - paiza(パイザ)ラーニング:初心者のための動画学習サービス。1回3分の動画と演習課題で基礎からしっかり理解
それぞれの紹介も書いていたらキリがないので、各リンク先から確認をお願いします。
これらを③と平行しながら進めたため、期間は2019.5~9月末までの5ヵ月間でした。
僕はPythonメインに扱ってきたのでPyQなどを利用しましたが、他言語を扱いたい方はこれ以外にもたくさんサービスがあります。まとめてくれているサイト等もあるので、ググってみてください。
③アルゴリズムの勉強:問題の解き方を学び、論理的思考力を身に着ける
さて、②も進めつつ「ある程度知識もついてきたな」と2019.8月~2020.3月の就活終盤まで実に8ヵ月間もアルゴリズムの勉強をしました。
目的はエンジニア業界に必須であろう論理的思考力。こいつを鍛えようと思ったからです。
エンジニア就職の際、面接で論理的思考力を問われる問題を出されるところも実際にあるそうですね。加えて、paizaでの就活をメインに据えていた僕はとにかく論理的思考力がないとランクが上がらない→高ランクの企業に応募できないという状況でした。
とにかく面接対策にもなるし、良い条件の企業にも応募できるようになる。論理的思考力をつけておいて損はないだろうと思いアルゴリズムの勉強を始めました。
そもそも僕は理系なんですけど、数学が大の苦手。大学受験も数学だけは最後まで嫌いでした。だから大学で行列や数学4などで苦戦するんですけど…それはまた別の話。
話を戻します。とはいっても書籍等買って勉強はしませんでした。おかげで8ヵ月も経ってしまった。
何をやってたかというと、paiza(パイザ)のスキルチェックです。先述の通りpaizaはこのスキルチェックの問題の正答率に応じてランクが与えられ、そのランクで就活が行えます。
これ、正直言いますけど勉強にはあまり役立ってくれませんでした。
何と言っても「スキルチェック」。勉強が目的ではないのです。なので解答もありませんし、サンプルコードもケースもありません。
なので僕みたいに時間を無駄にしないように正しい努力をしましょう。まずは「アルゴリズム 鍛える」「論理的思考力」などでググって本を買いましょう。Udemyという動画学習サイトによる勉強もおすすめです。
ちなみに僕は現在研究室でAIを扱うことになったのでさっそくアルゴリズムを勉強し直すことに。今はググった結果よさそうな本を見つけて、正しい努力をしているつもりです。
今回購入した本はこちら。paizaなどのコーディング問題やAtCoderなどの競技プログラミングサイトで使えるアルゴリズムが分かりやすく初心者向けに書かれています。
paizaによる就活を効率的にしたい方、アルゴリズムを1から知りたい方、おすすめです。(8ヵ月の努力が2ヵ月くらいで報われそうです)

④筋トレ:誰にも負けないメンタル, 面接すら余裕にする強力な自信を手に入れる
最後は筋トレです。期間は2019.3~2020.3月の1年間です。
え!?1年間筋トレやったの?就活と関係ある?と聞かれそうですが、筋トレが一番役立ってくれたと間違いなく言えます。
筋トレきつそうだな。嫌だな。と思っているあなたへ。以下は筋トレによって半自動的に享受できるメリットです。これを見れば筋トレをしたくなるはず。
- 仕事の効率が上がる
- 誰にも負けない強力な自身がつく
- コミュニケーション能力が上がる
- 上司や先輩・パリピが怖くなくなる
- モテる
- やる気・活力が上がる
大学3年生、ちょうどプログラミングを始めた時期に筋トレに出会って、それから今日まで1年間と少し、お世話になってます。
おかげで面接前も全然緊張しなかったし、それよりもむしろ「俺を見てくれ!!!」と前向きにアピールできました。爽やか青年でした、おそらく。
そもそも、筋トレは楽しいものなんです。キツイ・ツライだと何でも続きませんよそりゃ。その考え方についてはコチラで改めてください。
上記メリットのメカニズムについては以下で詳しく解説しています。
就活全体を通して気をつけること
最後に気をつけることについて。どのサービスを利用しても就活の際は絶対に抑えておきたいポイントがあります。
僕も実質の就活期間は1ヶ月半でしたがこれらのポイントは何時間もかけて徹底しました。これらを意識するだけで内定率が変わってくるので徹底しましょう。
徹底した自己分析
就活の軸を定めるにしても。行きたい企業・やりたい仕事を見つけるためにも。
まずは自己分析をしましょう。たかが自己分析と侮ってはいけません。
友人に「○○って△△な人だと思ってた」と言われるのもしかり、自分が他人にどう見られ、どんな行動をしているか意外と気づきません。自分自身が自分について最も知らないものだと思っています。
絶対になめてかからず、真剣に取り組んでみてください。
じゃあどう自己分析すればいいのか?方法はいくつかあります。が…
個人的な感想ですが、就活サイトが出しているような「5分でできる!質問に答えて自己分析をしよう!」といったサービスは使わない方がいいです。
理由は浅いから。そんなサービスを利用して間違った自己分析をすると、自分が本当にやりたいこと、自分も知らない自分の性格が把握できません。
僕のおすすめはStrength Finder(ストレングスファインダー)です。
日経新聞出版、価格は1980円。自己分析の決定版です。
web試験のパスコードが入っており、約45分(業界最長かと思います)の選択問題に答えた結果判明した自分の「資質」についてそれぞれ詳細な解説が載っている本になります。要は解説本です。
自己分析に2000円!?って思うかもしれませんが、これは本当に一度やってみることをおすすめします。
理由は自分ですら知らなかった自分の「資質」を見つけてくれたから。資質というのは「才能」のことです。自分が無意識に実行している力。
参考までにこの自己分析テストを受けた僕の結果を載せておきます。この本によるとTOP5が最も気にするべき要素で、これらの資質(才能)を伸ばすべきと書かれています。
タスク化・作業が得意な「規律性」、原因追求やロジック化が得意な「分析思考」の資質はなんとなくは分かっていたけど、未来や技術・スキルアップにワクワクし、それを伝えることで他人もワクワクさせることが出来る「未来志向」なんて普通気が付きませんよ。
それまで僕は自分のことを「周りに愛想よくしていればいい。課題は無難に終わらす。将来は普通に就職して普通に過ごすんだろうな」と思っていました。テスト後は、「ゲームが好きだった自分、成長(Lv.UP)が好きだった自分」に改めて気づきました。
45分という長い時間ですが、逆に言えばそれだけの時間をかけてまでじっくりと性格を分析しないと自分が見えてこないということ。
自己分析ツールを使うのを止めはしませんが、もし使う場合はなるべく長時間のテストを課す有名な企業のツールを使いましょう。
自分の一生を決める大事な作業が自己分析です。ここは迷わず自己投資して自分を知ってください。
ちなみにストレングスファインダーの公式サイトはコチラ。
他人にない自分の強みを知り、面接官に必ずアピールする
自己分析をして見えてくる自分の一面。その中で気づいた自分の強みというものがあると思います。これを必ずアピールしましょう。
なんてったって相手は何十人、場合によっては何百人と面接するわけです。印象に残らねば採用も難しいでしょう。
それに、10社ほど面接を受けた体感ですが、面接官はほぼ必ずと言っていいほど「あなたの強みはなんですか?」と聞いてくれます。ここで自分をしっかりアピールしよう。
とはいっても、ありきたりな強みしか見つけられなかった人へ。ありきたりでいいですよ。
唯一無二の強みも大事ですが、面接官が最も見るのは「経験」だそうです。
エントリーシートの書き方でもよく言われることですが、【学生時代頑張ったこと】の欄はただ「サークルの部長としてメンバーをと意欲的に活動した」などといった結果ではなく、どう考えて、どう行動したかという「経験」を書くと印象付けられます。
なのでまとめると、こんな感じ。
チェック!
- 自分にしかない強みを持つ人はそれを活かしつつ「経験」を意識して書くこと。
- 似通ってしまった強みを持つ人も面接官の印象に残るような「経験」で勝負です。少し誇張してもいいから「この子はこう考える子なんだ!」と思わせよう。
もちろん相手が聞きたがる要素に合わせた強み・経験を伝えることも大事です。
例えば営業職の面接を考えてください。向こうはおそらく「コミュニケーション能力・体力がある人」を採りたいし、その体験を聞きたい。
それなのに「自分はテスト期間に10時間ぶっ続けで机に向かえるほどの集中力と爆発力があります!」と相手の意図に合わない強みを伝えても企業の方針に合わないとされるのがオチでしょう。
清潔・爽やかな印象を与える立ち振る舞い
これも大事です。人はなんだかんだで見た目で第一印象が決まってしまいます。
例えばこんな話があります。
『ある企業の面接に、性格や態度がとても良くスキルが拮抗している2人の男性が現れた。
1人は体格が良くスーツをバッチリ着こなし、髪も整えて爽やかな印象がある。もう1人は髪こそ整えているものの、細めの体型で姿勢が悪く、少し肌荒れが目立つ印象がある。
企業が採用するのは1人。最終的に前者の爽やかな男性が選ばれた。』
僕は男性ですが、人と会うときは多少なり化粧をして肌ツヤを良くします。男性も化粧をする時代…というか、化粧ひとつで印象操作ができるなら迷わずやってみることです。
体格もそうです。スーツの着こなし方ひとつで本当に印象が違う。「あれ、何かスポーツやられてました?」と聞かれたらそれをきっかけに話も広がる。内定にもつながるかもしれません。
1年間やってきたこと:④筋トレでも話した通り、筋トレは特に第一印象を変えてくれておすすめです。ぜひ日常生活に取り入れてみてください。筋トレを絶対にやるべき8つの理由についてはこちらで解説しています。
企業研究
企業研究は最低1時間以上は行うと良いです。というか調べてたら1時間じゃ足りないと思います。
企業は毎年何十人も面接しています。その人がどれくらい準備をしているかは、すぐわかるそうです。
実際に僕が面接官に言われたことで、「君はうちのことをよく調べてるね」と褒められました。
この時の会話では、僕はその企業の社員インタビュー記事の一節を引用して自己アピールをしていました。
具体的にはこれらを押さえておくと間違いはないです。(面接で引用しながら話してみましょう)
- 会社概要(社名・資本金・社長の名前・設立年など)
- 企業理念(CONCEPTとも)
- スローガン(ない所もあり)
- 事業内容(箇条書き・ロジックツリーなどでまとめよう)
- 社長・社員インタビュー(内情をある程度知ろう)
これらを踏まえて「自分がその企業のどこに共感したか」「自分を雇うとどんなリターンを与えられるか」を考えましょう。あなたという月20万の買い物をするんです。そこに利益があることを証明しましょう。
逆質問は最低3つ
逆質問は必ずしましょう。その際、3つ以上考えておくとよいです。
逆質問は企業からあなたを判断する材料となります。ここでしっかりと練った逆質問をすることで、企業に「おっ、この人は良く考えているな」といい印象を与えられます。
3つというのは、逆質問の時間にも限りがあるから。6つも7つも質問していたずらに面接官の時間を奪うのは厳禁です。
僕の就活を通した体感では、3~4つがちょうど面接時間内に聞くことが出来て、かつ相手に不快感を与えない量でした。企業研究を通して気になる所を深堀して聞いてみてください。
まとめ
いかがでしたか。
今回はプログラミング未経験の僕が1年間でIT企業に内定を頂くまでのすべてを書きました。
1年間やってきたことをまとめると以下になります。
- 2019.3~4月末の2ヵ月:プログラミングを経験・学習
- 2019.5~9月末の5ヵ月:プログラミング習熟・論理的思考力を鍛える
- 2019.8~2020.3月の8ヵ月:アルゴリズムの学習(論理的思考力UP)
- 2020.3~4月末の1ヵ月半:就職活動・面接対策
- ↑全体を通して:筋トレ
僕はpaizaでの就活をメインに進めていたので論理的思考力UPに8か月近く投資しました。しかしWantedlyやキャリアセレクトなど、使うサービスによってはこのプロセスは必要ない人もいるので参考までにしてください。(先述の通り、少なくとも8ヵ月は時間かけすぎ…と反省しています。)
もちろん論理的思考力だけが問われる訳ではありませんから。そもそものサーバー関連の知識やプログラミング言語自体の知識、その他就職に際して必要になる知識・スキルは変わります。適宜自分に必要だ!と思う知識・スキルに時間を投資しましょう。
何が必要になるかわかんないよ!という方はOBOG訪問や企業のサイト、もしくは企業評価サイトを見て各自判断しましょう。
長文で失礼しました。けれどまだ書き足りないのでまた追記するかもしれません。
まったくの初心者でもエンジニアとして内定はもらえます。僕の1年間の頑張りが皆さんの役に立てば嬉しいです。
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